FIELD土香

土香トーク



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安見:
高橋さんとの出会いは居酒屋甲子園ですから、もう5年以上になりますね。
高橋:
そうですね。立ち上げから現在まで、理事メンバーが変わっても先生のような方が外部からサポートしてくれると、本当に助かります。
安見:
いえいえ、とんでもない。僕達も立場上、飲食の発展になることは何でも積極的に関わりたいと思っています。
高橋:
僕達、特に居酒屋業態に関わる人間は、とにかく数字に弱かったり、大切にするポイントがずれているので先生の観点はいつも参考にしてるんですよ。
安見:
そうですね。普通の料理人上がりのオーナーなら、器で客単価が変わったり、お客さんとの接点が出来るとはなかなか気づかない点だと思います。
高橋:
弊社店舗でも「夢想庵」「恋しき」といった古民家を再生する業態では料理や接客だけでなく、周辺の景色や歴史、建物に関するストーリーまで含めてお客さんに提供することで今まで手が届かなかったエリアまで価値観が向上しているのが分かります。特にこの2店舗は先生の器のギャラリーまで併設していますので、お客さんにとってはこだわりがより伝わっています。
安見:
安い言葉ですが「情報を食べる」ですよね。料理を口にする前に、視覚的な部分ですでに脳が料理を食べているんです。過剰に期待させてはいけませんが、器にはそんな役割もあります。
高橋:
やっぱり、日本人の美しさは想像力をかきたてる奥ゆかしさや、シンプルな美しさだと思います。
安見:
高橋さんのように海外に展開している人なら分かると思いますが、興味深いのは近年特に海外の人が日本人の持つ感性に触れたがっています。その日本の居酒屋文化を代表して走っている夢笛さんには、どんどんこうした日本独自の美しさを海外に発信してもらいたいと思います。
高橋:
僕も本当に、そう思います。食材や調理法だけでなく、器や作法等の日本人としての価値観も商品に乗せることにより、魅力は際立つと思います。
安見:
やっぱり、料理をする人には料理をする楽しみが広がる仕事をしてほしいと思います。それは文化的な側面でもあり、お客さんの反応を自分自身が楽しむことで無限に追求できると思います。
高橋:
その通りです。そういう意味では、まだまだ僕たちは道半ばで、もっともっと各個人・企業が勉強して上を目指さないといけないですよね。
安見:
私達も高橋さんに負けないよう、いや置いて行かれないように日々勉強しますので、今後ともよろしくお願いいたします。
高橋:
恐縮です(笑)。でも、こうなったら各個人や企業の枠を超えて、目的を共にできる人とは積極的に組んでいきたいと思います。こちらこそよろしくお願いいたします。